【行政書士試験 独学】自分用の重要暗記事項まとめノート教材を作って、効率よく弱点補強しよう【おすすめ勉強法】

【行政書士試験 独学】自分用の重要暗記事項まとめノート教材を作って、効率よく弱点補強しよう【おすすめ勉強法】

法律を勉強していると、やはりどうしても覚えないといけないことがたくさん出てきます。重要条文や判例の細かい知識だったり、数字だったり用語だったり、似たものも多くこんがらがることも多いかと思います。しかし、ここをきっちりと仕上げることができるかどうかで合格の安定度が決まると言ってもいいかもしれません。

「こんなに細かいことを全てちゃんと覚えられるんだろうか」という不安も出てきます。そんな時、どうやって対処するのがいいのか。

今回は、「自分用の重要暗記事項まとめ」について紹介します。個人的にかなりおすすめの勉強法です。いわゆる「まとめノート」ですが、これをやるかやらないかで学習の効率が全然変わってくると思います。

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行政書士試験 「重要暗記事項まとめ」で効率よく弱点補強

テキストを読み込んだり、行政書士試験の過去問などを解いていて、

  • 「何回も間違えてしまう問題」
  • 「用語や言いまわしが似ていて区別が難しい」
  • 「細かい数字などの暗記事項が覚えられない」
  • 「まとめの表や図が覚えられない」

このように感じることってありますよね。「大体は分かるけど、いつまで経ってもあやふやな知識のまま」ってことも多いんじゃないでしょうか。

こういったものを個別にピックアップ(抽出)してまとめてしまい、「自分用の暗記事項まとめ」にしてしまうのがおすすめです。理解ももちろん大事なのですが、重要事項を正確に覚えるという作業も同じくらい大切です。

私もたくさんの「暗記事項まとめ」を作りました。

例えば、行政法では「処分性や原告適格の有無」などは似たような事例も結構あって区別が難しかったので、暗記まとめを作って集中的に覚えたりしました。民法でも覚えにくいものを個別にピックアップして覚えました。

自分用の「暗記事項まとめ」を作ってしまえば、自分の弱点や課題を集中して勉強することが出来ます。テキストや過去問の冊子と比べて量も少ないので、何度も読み込んで覚えるのに最適です。ちょっとした空き時間などにでも確認出来るようにしておくと、かなり効率よく勉強を進めていくことができます。

自分のあやふやな条文・判例知識などを正確な知識にアップデート出来ると、問題を解く時に自信を持って正解を選べることが増えるのでおすすめです。ただの知識問題を即答できると時間も大幅に節約できますので、他の思考力が必要な問題に当てることができます。

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行政書士試験 重要暗記事項まとめの作り方

どういう形式で暗記まとめを作るかは自由です。例えば

  • ルーズリーフやノートにメモする
  • スマホにメモする
  • PCでExcelやGoogleSpreadsheetなどにまとめる(スマホでも見れるので便利)
  • 覚えられない図や表をスマホで写真に撮る

などですね。

その他にも、あまり量が多い場合はおすすめしませんが「テキスト等に付箋を貼ってその部分だけ読む」などもアリです。

私の場合は、このサイト上に行政法や民法の「○○暗記まとめ記事」という形で作っていました。書き方、メモり方などは基本的には自由です。自分が「これは覚えよう」と思ったことをつらつらと羅列していけばOKです。

関連記事:行政法 暗記まとめ記事

行政書士試験 重要暗記事項まとめ作りの注意点

「暗記事項を網羅しようとしない」

たまに、「まとめノート」を作るといって、テキストや行政書士試験の過去問知識をノートに全てまとめて網羅しようとする人がいますが、これはあまり意味がないと思いますのでやめた方が良いと思います。それなら市販のまとめ本でも読んだ方が絶対良いです笑

暗記用まとめでは、ある程度勉強が進んでから「自分が苦手なもの、覚えられないもの」だけをピックアップするようにして下さい。

また、まとめる作業ではなく、まとめた後に読み込んで覚える作業がメインです。暗記事項のまとめノートを作ること自体が目的ではありませんので注意して下さい。作っただけで満足しないようにして下さい。

「暗記まとめは、ある程度勉強が進んでから作る」

上でもちらっと書きましたが、これが一番大事な注意点です。勉強が進んでいない状態でこれを作り始めてしまうと、あれもこれもピックアップすることになってしまい、量が膨大になります。その結果「これならテキスト読むのとあんまり変わらない」という状態にもなりかねません。

効率よく自分に足りない知識を補強するためのものなのに、逆に学習効率が悪くなってしまいます。

あくまで、ある程度学習が進み、苦手意識が出てきたものを厳選してピックアップして覚えていきます。そして、勉強を進めていく中で、新たに出てきたものを追加していきましょう。

「理由などの解説を長々と書かず、簡潔に」

私の行政法や民法の暗記まとめ記事を見てもらえば分かると思いますが、「何故そうなるのか」という理由の部分は省略していることがほとんどです。「○○の場合はXXである」のような簡潔なポイントの羅列です。

行政書士試験ではそれだけ覚えておけば十分なことも多いですし、理由を長々と書いてしまうと読み込む時に時間がかかりすぎてしまいます。理由を書く場合はカッコ書きで簡潔にするなど工夫しましょう。

その暗記事項の羅列を見て、理由や解説まで思い出せるようになるのが理想ですが、暗記まとめにはあまり長々と書きません。理由が気になる場合、あらためてテキストや問題集の解説部分で調べればいいです。それも効果的な勉強になります。

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最後に

この「重要暗記事項まとめ」は勉強効率をかなりアップさせてくれるものだと思っています。人間なのでどうしても覚えられない項目などは出てきます。そういったものは集中的に暗記まとめにし、読み込んで覚えてしまいましょう。

重要事項を正確に覚えられていると、法令択一、行政法・民法記述式ともに点数が安定してくるので頑張って下さい。

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