行政書士として開業し事務所をかまえると、普段から多少は事務所に色々な営業電話がかかってくるものです。
特に、行政書士の新規登録申請が終わって、実際に行政書士登録が完了した日(正確にはネットの名簿に反映された日)には「めっちゃ営業電話がかかってきます」。
今回は、その営業電話へのおすすめ対処法を紹介しておきます。
行政書士登録完了日は営業電話ラッシュ
話には聞いていましたが、本当にすごい数の営業電話が事務所にかかってきます。私の事務所の電話番号がネットに公開(日本行政書士会連合会のHP)された日も、数件とかではなく余裕で30件以上はかかってきました。不要な営業電話なので正直なところ、かなり鬱陶しいです。
業者さんにとっては、定期的にチェックすればどんどん新しい営業先が勝手に追加される便利な営業ツールってことなんでしょう。行政書士会のホームページで誰でも登録日順で会員検索出来ますからね。
試しに何回か出てみましたが、やっぱり書籍やホームページなどの営業電話なので断ってすぐ切りました。
- 朝9時~9時半の始業後すぐ
- 13時の昼休み後すぐ
- 17時~18時の定時間際
と思われるこの辺の時間帯は大体かかってきます笑。
2~3日は続きましたが、初日に比べればどんどん鳴る回数は減ってはいきます。一週間も経てばだいぶ落ち着きます。1日に数件でしょうか。
行政書士登録完了直後におすすめの営業電話対処法
事務所にかかってくる営業電話へのおすすめの対処法は
「事務所の固定電話を留守電にしておく」
単純な方法ですが、これだけです。呼び出し音やスピーカーの音量も小さくしておくとあまり気になりません。どの業者さんも当たり前ですが、留守電になったら即切りです。初日から2日ほど留守電にしておくのがおすすめ。
「いやいや、留守電とかありえないでしょ」と思う人もいるかと思いますが、もちろんずっと留守電にするわけではありませんし、どうせ不要な実務書籍やホームページや変な取材依頼の営業電話ですから。取材商法って言うんですかね、簡単に言うと、「芸能人があなたを取材し、雑誌に載せるのでお金払って下さい」ってやつです。お金を払って宣伝してもらうので、実際は取材というより広告みたいなものでしょうか。
ろくに営業活動もしていない行政書士の事務所開業初日に仕事の電話がバンバンかかってくるわけがありませんし、まして取材依頼なんてありえません笑
この時点で営業電話以外で事務所に電話をかけてくる可能性があるのは登録している行政書士会くらいでしょう(それもほぼないですが)。しかし、行政書士会には自分の携帯電話番号やメールアドレスも登録してますし、もし何度も行政書士会から電話があるような場合は留守電にメッセージを残すか携帯電話にかけてくるはずです。
仕事の電話経験があまりなかったりで自信のない方などは、電話対応の練習と思って何回か取ってみるのも良いでしょう。
行政書士事務所の固定電話を留守電にする時の注意
- 行政書士事務所専用の電話番号である
- 営業活動をほとんどしていない
- 仕事を取っていない
これが条件です。登録完了日までにガンガン営業して仕事をいくつも取って、登録完了日になったらすぐに動き始めようとしてる人がいるかもしれませんので一応。多分そんな人はあまりいないとは思いますが…。
既に営業活動をバリバリしていて、お客さんから事務所に電話がくる可能性があるのにこの対処法はありえませんので注意して下さい。プライベート兼用の携帯電話で登録した人もこの記事の留守電作戦は使えませんね。
私は行政書士会の研修を受けたり、取り扱い実務に関係ある専門書や手引きを読み込んだりして最低限の準備をしてから営業を始めたので、今回紹介した方法で営業電話の嵐に対処しました。さすがにあれを全部取って断るのは時間の無駄すぎます。
次の記事:取り扱い業務の行政書士報酬額はどのくらいにするのが良い?おすすめの決め方を紹介
行政書士事務所の開業準備については「行政書士開業準備の記事一覧」をどうぞ。