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【行政書士試験】行政法・民法の記述式対策はどうするべきか。おすすめ参考書・問題集は?【LEC?合格革命?】

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今までたくさん行政書士試験の対策について記事を書きましたが、行政法・民法の記述式の対策についての記事がないのを疑問に思っている人もいるかもしれません。

今回は、行政書士試験の記述式対策はどのように対策すれば良いのかを紹介します。

目次

行政書士試験 記述式対策(行政法・民法)

記述式 基本戦略

  1. 基本的には択一の勉強と同じテキストで勉強
  2. 正確にフレーズを覚えて書けるようにする

事前対策として重要なのは、この2点だけです。

記述式をたくさん解く練習をするというよりも、いかに正確に条文や判例のキーワードや言いまわしを思い出せるかを意識して普段からまんべんなく勉強しておくのが大切です。つまり、妥協せずしっかり行政法と民法を勉強しておきましょうということです。

行政書士試験の記述式で高得点安定は難しいと思いますが、30点くらいは安定して確保出来るようにしたいです。民法で1問は簡単な問題が出ることが多いですし、行政法と残りの民法でも部分点をしっかりと取れれば十分に可能だと思います。

基本的には択一の勉強と同じでOK

このサイトでおすすめしているテキストと行政書士過去問

をやるくらいで十分対応出来ます。あとは実際にどんな問われ方をするのかを少し見ておくといいでしょう。

記述式と言っても、その場で考えたりしないといけないことはそんなになくて、「問題文に乗っかった上で、ただキーワードを答えるだけの問題」も結構多いです。なので、上記テキストを使って可能な限りたくさんの条文、判例知識を正確に頭に入れておくのが一番の対策です。

問題によっては、下線まで引いて教えてくれている親切さです。

例えば、「【行政書士試験】行政法・民法の記述式問題を解く時の注意点」という記事でも書いていますが、令和元年の行政書士試験の民法の記述式問題、問46では

「このようなA・B間の契約を何といい、また、この契約に基づき、Cの上記 50 万円の代金支払請求権が発生するためには、誰が誰に対してどのようなことをする必要があるか。

という感じの問われ方になっています。

これは聞かれていることをそのまま「○○といい、XXが@@に対して##をする必要がある。」と答えれば終わりです。(「○○」「XX」「@@」「##」のところに人物やキーワードを入れるだけです。それぞれ「第三者のためにする契約」「C」「B」「契約の利益を享受する意思表示」のような言葉を入れれば良いでしょう)

問題文に用意されたテンプレートに従って解答を書くだけなので、ほぼ単なる穴埋め問題ですよね。知ってたら問題なく解けます。

ひらめきとか現場思考とかはほぼ不要で、知ってることを書くだけで満点が取れます。私が「行政法と民法は『よくわかる行政法』や『スー過去 民法』を使って、妥協せずある程度網羅的にしっかりと勉強した方が良い」と何度も言ってるのはこれが理由でもあります。

もちろん行政法の問題でよく出てくる「誰を被告に」という部分や、先ほどの民法の問題の「誰が誰に」の部分などは少し考える必要がありますが、これも似たような事例をテキストなどで学習していたりしますし、条文の知識などがしっかり頭に入っていれば導き出すことが出来るでしょう。

択一の勉強と記述式の勉強は表裏一体のような関係です。行政法も民法も、法令択一の勉強がそのまま記述式の勉強にもなっています。今まで記述式対策の記事を書いていなかったのも、これが主な理由だったりします。

関連記事:【行政書士試験 独学】おすすめ勉強計画、参考書・問題集・過去問、合格に必要な勉強時間など【予備校講座】

条文・判例特有の言い回し(フレーズ・キーワード)を正確に覚えておく

行政書士試験の記述式の問題を解く時に、条文や判例で使われるフレーズや言い回しを使って正確に答えることは結構難しいです。

「確かこんな感じの理由だったよな・・・」といった曖昧な記憶では、ちゃんと点数が貰えるような記述式の解答を書けない可能性も高いです。

行政書士試験 行政法・民法 記述対策の暗記しておくべき条文・判例の重要キーワードや言い回し」でも紹介した例ですが、例えば民法の不法行為の過失相殺の問題で、被害者の過失に「被害者本人と身分上、生活関係上一体をなすとみられるような関係にある者の過失」も含まれる。

というのがありますよね。これも「あー、家族とか、生活が一緒の関係みたいな人の過失は含まれるんだっけ・・・」みたいな曖昧に覚えてるだけでは、正確に答えることが出来ないんですよね。

こういった言いまわしはしっかりと覚えておくようにしましょう。私はこのサイトでキーワード・言いまわしの暗記記事にまとめて覚えることにしました。

LECか合格革命の行政書士試験記述式対策本は必要?

どっちでも良いです。やらないと不安な人はやりましょう。ただし、あくまで勉強の軸は『よくわかる行政法』『スー過去 民法』+『過去問集』です。

私がもう一度行政書士試験の受験に向けて計画を立てて勉強するとしたら、記述式対策本は計画に入れません。行政法と民法のテキストが相当仕上がってきてやることがなくなってきたら、正確に覚えてないキーワードや言いまわしの確認&ピックアップ用に使うことを考えるかもという感じですね。

LECの記述式対策本『2021年版 出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集【練習用解答用紙つき】 (出る順行政書士シリーズ)』は問題数がかなり多いので、量をたくさんこなして安心したいタイプの人はそちらにしましょう。もしかしたら出題のヤマが当たるかも?(ヤマ当てを期待するのは個人的にはおすすめしませんが)

合格革命の記述式対策本『合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集 2021年度 (合格革命 行政書士シリーズ)』は私は1年目に使いましたが、重要条文、重要判例などのまとめもあって結構良かったですね。記述式のヤマは当たりませんでしたが、どういう問題の出方をしてどういう答え方をするのかを知れれば十分だと思っていたので特に問題はありませんでした。(1年目は178点で落ちましたが笑)

市販の直前予想模試や予備校模試・答練は必要?

行政書士試験本番では3時間通して受験することになるので、時間配分の確認などのために1度は経験しておくといいでしょう。市販模試でも、予備校の答練でもどっちでもいいです。

これも、記述式の出題のヤマを当てる目的では使いません。(当たればラッキーですが…)

私も1年目の時間配分は失敗しましたので、模試を1回くらいやっておけばよかったかなと思います。


合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試 2021年度 (合格革命 行政書士シリーズ)

最後に

記述式だからといって特別な勉強が必要なわけではなく、行政法と民法の使用テキストの習熟度を上げるのが一番の対策になります。別途、記述対策本を使う場合はあくまで補助的なものだと考えましょう。

行政書士試験の記述式問題を解く時の注意点についての記事も参考にして下さい。

関連記事:【行政書士試験】行政法・民法の記述式問題を解く時の注意点

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