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行政書士試験 傾向という言葉に振り回されないようにしよう

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「◯◯という問題集は本試験と傾向が違うから使わない方がいい」

「行政書士試験と公務員試験は傾向が違うから、公務員試験対策の参考書や問題集をやっても意味がない」

皆さんは行政書士試験の勉強計画を考えたりするための情報収集時に、このようなことを見聞きしたことはありませんか?私も受験生の時にいろんなところでこのような意見を目にしました。はたしてこれは本当なのでしょうか。

目次

行政書士試験に公務員試験や司法書士試験、司法試験などの他の試験対策本は意味がない?

これに関しては、個人的な考えを言いますと「意味はあります。ただ、扱っている範囲や深さの見極めが必要」です。

確実に言えることは「◯◯試験の本だから」、というのは理由にはならないということなんですよね。

例えば、司法書士試験用の民法の参考書『オートマシリーズ民法』なんかは行政書士試験でも十分有効だと思いますし、このサイトで何度もおすすめしている『スーパー過去問ゼミ』通称スー過去は公務員試験用ですが、バリバリに使えます。私はこの『スー過去』と『よくわかる行政法』のおかげで合格したと思っていますし。(どちらも行政書士試験専用の本ではありません。)

一方で、司法試験用で使われることが多い学者本行政法の『サクハシ』などは行政書士試験では不要なレベルまで掘り下げているので不要と言えます。ですが、私は司法試験用の参考書・問題集の類は詳しくはないのですが、法律初学者用のポイントが絞られた参考書なんかは行政書士試験でも十分使えるはず。

「◯◯試験の本だから」で判断するのは早いということですね。

もしかしたら、巷の「傾向」という言葉は範囲や深さのことを言っているのかもしれません。それなら私も同意です。

問題の傾向が違うから使えない問題集?

同じ行政書士試験用の本でも、「この本は傾向が違う、あの本は本試験と似ている。」ということが言われたりしますが、これは個人的にはかなり微妙というか、「本当かよ?」という感じですね。

「そんな細かい傾向なんて絶対分かるわけないでしょ」と正直思っていましたし、今も思っています。そもそも今まで出なかったような項目が出たりするなんて当たり前ですし。

さらに過激な意見だと「過去問以外やる意味無し」みたいな。過去問だけじゃ安定して合格できないと思うんですけどね。

このような意見はあまり気にせず、自分が良さそうと思った本はやれば良いんじゃないかなと思いますね。結果無駄になることももちろんありますが……

最後に

今の時代はいろいろな情報がネットに溢れています。有益な情報も役に立たない情報も入り乱れていますので、上手く自分で取捨選択する必要がありますね。まあ行政書士試験の対策として既に定番になっている本がたくさんあるので、それを選べば外れは引かないでしょう。

もちろん、このサイトの内容もその1つです。私は自信を持っておすすめできる学習計画やテキストを紹介していますが、実際に自分で私の書いた記事を読んで、自分で考えたり他の意見と比べたりして良いところどりをして行政書士試験合格への計画を立てていってほしいと思います。

行政書士試験対策におすすめの参考書・問題集・過去問集、勉強法・勉強計画、私の行政書士試験受験体験記(178点不合格、234点合格体験記両方アリ)は、こちらの「行政書士試験対策・受験体験記」で全て公開しています。よければ参考にしてください。

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