今回は、私が行政書士試験合格までに使った教材の記事です。
おすすめ教材はもう他の記事で紹介していますが、この記事では逆に「不要だった教材」を紹介しますので参考にして下さい。
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行政書士試験では不要だった使用テキスト一覧
学者本『サクハシ』等の基本書
『憲法学読本』と『行政法(サクハシ)』は1年目に通読したのですが、完全にオーバーワークで結果的に時間を無駄にしてしまったと言ってもいいです。ただ、分かりやすく書いてありますので、司法試験予備試験などを受ける人たちに人気なのは納得でした。
『行政判例ノート』はサクハシと一緒に買ったのは良いものの、読んですらいません。サクハシ通読で懲りたというのと、このサイトで何回もおすすめしている『よくわかる行政法』で十分だと感じたからです。
関連記事:行政書士試験 行政法のおすすめテキスト「国家試験受験のためのよくわかる行政法」択一も記述もこれ1冊でほぼ完成します。
『民法(全)』は、私が買ったのは『入門民法(全)』という民法改正の前のものですが、これも不要でした。調べる時用に買ってみましたが、結局ほとんど使いませんでした。『スー過去』で事足りたので。
私は買ってませんが、『芦部憲法』や『リーガルクエスト会社法』など、他の定評ある基本書も不要だと思います。行政書士試験の合格には学者の基本書を読む必要はありません。
司法書士試験用 基本テキスト『オートマ民法』
司法書士 山本浩司のautoma system (1) 民法(1) (基本編・総則編) 第8版 (W(WASEDA)セミナー 司法書士)
司法書士試験用の基本テキスト『オートマ民法』は1年目に通読しました。分かりやすくて良いのですが、やはりこれも行政書士試験にはオーバーワーク気味ですね。2年目は『スー過去民法』や問題演習時に補助的に使う感じでした(結構読みましたが)。
行政書士試験の民法は基本的に『スー過去民法』で十分なので、仮にもう一度私が行政書士試験の対策をするとしたら『オートマ民法』は使いません。どうしても使いたい場合は補助的に使いましょう。
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『柴田 入門商法』
なぜか1年目も2年目も読んだのですが、これは本当に無駄でした笑。
ただ、商法会社法の入りとしては、かなり分かりやすくて良いです。司法試験などの、ちゃんとした理解を求められる試験には有効な入門書なのではないかと思います。
行政書士試験は理解より単純な知識勝負なのでこの本は不要でした。もし、行政書士試験の対策としてこの本を使う場合、他にも何かやった方が良いかなと思います。
個人的には、行政書士試験の商法会社法は素直に1冊本と過去問の内容くらいに絞って勉強するのが賢いかと思います。
行政書士試験用 一問一答問題集『千問ノック』
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック 2019年度 (合格革命 行政書士シリーズ)
『千問ノック』は、2年目の勉強で多少余裕があったので一応やりましたが、正直不要ですね。役立った感じは殆どないです。(まえがきで「行政書士試験の過去問知識で正解できるのは4割くらい」という情報を得られたのは役立ちました笑)
メインで使うテキスト・過去問集・条文読み込み等が完全にマスター出来て本当にやることがなくなった人で、「何か追加でやっておかないと不安で仕方ない」という場合はやってもいいかなという感じです。私ならやりません。
行政書士試験 過去問集『LEC ウォーク問 行政書士過去問題集』
2020年版出る順行政書士 合格問題集【過去問+オリジナル問/合格基本書準拠】 (出る順行政書士シリーズ)
1年目にこのシリーズの過去問集を使いましたが、不要というか『合格革命の肢別過去問集』にすれば良かったと思いました。理由は比較記事で紹介しています。
一般知識の過去問はもちろんスルーです。
関連記事:【行政書士試験 おすすめ過去問題集】 合格革命の肢別過去問集とLECの出る順行政書士ウォーク問過去問題集を比較、どっちがおすすめ?
最後に
あらためて思い返すと、結構無駄な時間を使ってしまったんだなと感じています。本試験までの限られた勉強時間を有効に使うため、出来るだけ使用教材は吟味したいところですね。
関連記事:【行政書士試験 独学】おすすめ勉強計画、参考書・問題集・過去問、合格に必要な勉強時間など【予備校講座】
行政書士試験対策におすすめの参考書・問題集・過去問集、勉強法・勉強計画、私の行政書士試験受験体験記(178点不合格体験記、234点合格体験記両方アリ)は、こちらの「行政書士試験対策・受験体験記」で全て公開しています。