行政書士試験に過去問だけで合格する可能性はどれくらいあるのか?

行政書士試験に過去問だけで合格する可能性はどれくらいあるのか?

最近また「行政書士試験の勉強は過去問だけじゃダメですか?」という質問をいただきました。「過去問だけで受かりますか」系の質問は定期的にいただきます。やっぱり過去問だけで済むならそうしたいですよね。

行政書士試験の勉強で合格革命の『肢別過去問』などを使っている人はたくさんいますが、「過去問だけで本当に大丈夫なのか?」という疑問を持っている人も多いかと思います。

ネットで検索しても「行政書士試験は過去問を何周も繰り返すだけでOK」と言っている人もいれば、「過去問だけで受かるのは厳しい」と言っている人もいて、どっちも合格者だったりします。

私も以前、「行政書士試験は過去問だけで合格できるのか」ということについての記事を書きました。ちなみに、私は「過去問だけでも合格は出来る、でも安定はしないんじゃないかと思う派」です。

今回は、「そこのところ、実際どうなんだろう?」という人のため、「過去問だけで合格する可能性はどれくらいあるのか?」について、私の考えを書いていこうと思います。「こういう考えもあるのか」と参考にしてみて下さい。

関連記事:【行政書士試験】行政書士試験は過去問だけで合格できるのか?

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行政書士試験は過去問だけで合格する可能性はどれくらい?

「行政書士試験を過去問だけで勉強するとどうなるのか」について、あまり細かいところは気にせず、ざっくりと計算していきます。

行政書士試験の過去問知識で確実に取れる点数

行政書士試験は300点満点、合格点は180点です。

とりあえず記述は60点中20点と仮定すると、合格するには残り240点中160点取る必要があります。(記述は結構点数取るの難しいので低めに見ておくのが良いと思います)

240点が全部1問4点のマークとして、60問。(面倒なので多肢選択式も2問4点をまとめてざっくり計算します)

この択一240点中、過去問知識で確実に取れる問題がだいたい4割として、60問中24問正解の96点になります。(過去問知識で取れるのが4割というのは『千問ノック』などの本に載っていた情報です。私の感覚でもそんなもんかなと思います)

もちろん、これは「過去問知識で取れる問題は1つも落とさない」という仮定です。

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行政書士試験の過去問知識で確実には取れない問題

ここまでの時点でマーク式96点+記述20点の116点取っています。

行政書士試験に合格するためには合計180点必要なので、まだ「180点-116=64点」追加で取らないといけません。64点はマークの正解数で言うと16問です。

つまり、「過去問知識で正解できない問題の36問(144点)のうち16問正解しないと合格できない」ということです。

これを達成するには44%の正答率が必要です。これを「過去問知識では確実に正解できなかった問題」で取らないといけないので、かなり運が絡んできます。

過去問知識や一般常識などからその場で考えて選択肢がいくつか消せる状態かもしれませんし、1つの選択肢も正誤が分からず完全な5択の運任せになってしまうかもしれません。

5択のマークなので、完全に適当に選んだ場合の正解率は20%です。36問全てを適当にマークした場合は不合格になる可能性が高いでしょう。逆に、「過去問だけで確実に正解出来ない36問の全てが2択まで絞れる」のであれば、正解率50%なのでどちらかと言うと何とか合格できる可能性が高そうです。もし、一般知識などに常識で正解出来る問題があれば少し楽になります。

以上が「過去問だけで行政書士試験に突入した場合」に予想されることです。(多肢選択式があるので厳密にはちょっと違いますが、必要な点数は変わりません)「過去問だけで受かった」という人は、これらが上手く噛み合った結果ということだと思います。

要するに、過去問知識で確実に解けない問題(36問)を44%の正答率で正解できるかどうかに合否がかかっています。これを「いける」と思うなら過去問だけでいいですし、「運の要素が多くて不安」と思うなら、もう少し合格可能性を上げる勉強計画に修正が必要です。

ちなみに、「文章理解は得意だから絶対に3問正解出来る」という人は33問中13問、正解率39%でOKです。さらに、記述を32点取れると仮定すると33問中10問、正解率30%でOKです。(ただ、過去問だけで記述32点を安定して取るのは難しいと思います……)

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合格可能性を上げるには?

では、合格可能性を上げるにはどうすればいいのか?それはやはり「過去問以外でも勉強すること」だと思います。特に最重要科目の行政法と民法を頑張りましょう。特に民法は記述で2問も出ますし、可能な限り対策しておきましょう。

行政法のおすすめ参考書レビュー:行政書士試験 行政法のおすすめテキスト「国家試験受験のためのよくわかる行政法」択一も記述もこれ1冊でほぼ完成します。

民法のおすすめ参考書・問題集レビュー:行政書士試験 独学 民法のおすすめテキスト・問題集「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 民法(スー過去)」択一も記述もこれでOK

最後に

この記事を読んでどう感じるかは各自違うはずです。

  • 「自分が受ける時は過去問知識で6割取れる年になるかもしれない」
  • 「過去問だけでは無理っぽいからやっぱり他の勉強もしようかな」
  • 「過去問から記述がばっちり出れば30~40点は取れるだろうし、それならまあいけるでしょ」
  • 「一般知識が易化して、大きく点数を稼げることに賭ける」
  • 「5択の36問を44%正解すれば良いんでしょ?ちょい厳しいけど、運には自信あるし問題ない」

などなど、自分で勉強計画等を調整して納得出来るような受験になるようにしたいところですね。

ちなみに私の考えでは、過去問だけではやはり安定しないと思うので、「時間が許すのなら過去問だけでなく、他の勉強もした方が良いのでは?」という結論になります。

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行政書士試験対策におすすめの参考書・問題集・過去問集、勉強法・勉強計画、私の行政書士試験受験体験記(178点不合格、234点合格体験記両方アリ)は、こちらの「行政書士試験対策・受験体験記」で全て公開しています。

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