平成29年度の行政書士試験は178点で不合格という結果になったわけですが、今年度は去年の学習経験と、本試験の反省を活かして学習計画を立てようと思います。
最初にしっかりと学習計画と勉強スケジュールを立てれば、今年度は昨年度よりもずっと効率的な学習が出来るはずだと考えています。
行政書士試験 学習の基本方針
勉強時間の確保
昨年度は8月に法律の勉強をスタートし、試験までに約300時間程度(平日2時間、休日5時間程度)の勉強で本試験をむかえました。今年度も最低でもそれくらいは確保したいと思います。
今年度は全くの法律初学者というわけではないですし、学習時間としては十分でしょう。
ちなみに、行政書士試験は、初学者でも300時間くらいの勉強時間を確保出来れば合格を狙える試験だと思います。まあ私は落ちたんですがね…。受かる人もたくさんいるはずです。
基礎事項の徹底
昨年度の勉強と行政書士試験本試験、過去問から考えると、基本事項をしっかりと暗記できていれば後は一般知識等の足切りにさえならなければ大丈夫だという結論に達しました。
よって、今年度の行政書士試験の対策としては、昨年度のように憲法学読本やサクハシなど、オーバーワークになるような本には一切手を出さないことにします。
そのかわり、テキストの基礎事項や条文の徹底理解暗記を目標に勉強していこうと思います。
重要条文の暗記
私の昨年度の行政書士試験での法令問題のミスは、基本条文さえしっかりと頭に入っていれば余裕で正解出来たり、記述でも部分点や完答が出来るものばかりでした。
間違えた基本条文のどれか1つでもしっかりと覚えていれば合格だったので、当時はかなり後悔しましたね。
「何で自分は時間もないのにサクハシなんか読んでたんだ…」「憲法や民法の重要条文を何でもっと読み込まなかったのか」と。
今回はそのミスはしないようにしたいです。行政法の条文は去年も結構読み込んだので、憲法と民法の基本条文をしっかりと読み込みたいですね。
問題演習は基本的には行政書士試験の過去問のみ
去年の勉強でも問題演習は直前の過去問以外しませんでしたが、特に問題なさそうでした。したがって、今年度も問題演習は基本的には行政書士試験の過去問のみにしようと思います。
去年買ったLECの過去問があるのでそれを解くのと、自分が受けたH29年度の本試験の復習をすれば大丈夫でしょう。
基本的にテキストと条文の読み込みで対応出来るはずです。
勉強再開後の記事でも書きましたが、今年は復習ということもあり、意外とテキストの内容がスッと頭に入ってくる感じでテキスト読み込みの負担があまりなさそうです。
したがって今年は問題演習もしっかりとやることにしました。LECの過去問と、合格革命の千問ノックの2つを軸にしようと思います。
行政書士試験 科目別の勉強計画
憲法
憲法は条文と重要判例の読み込みのみで対策します。H29年度の本試験では統治の条文暗記が甘かったので余計な失点をしてしまいました。
行政法
「国家試験受験のためのよくわかる行政法」と条文の読み込みをメインにします。去年はサクハシを2周くらい読んでしまって、時間を無駄にしてしまいました。行政書士試験には完全にオーバーワークでした。
関連記事:行政書士試験 行政法のおすすめテキスト「国家試験受験のためのよくわかる行政法」択一も記述もこれ1冊でほぼ完成します。
条文は結構しっかりと読み込んでいましたが、今年も気を抜かず覚えていきたいです。
民法
これは現時点ではかなり迷っています。司法書士試験用の「オートマ民法」を読み込むか、公務員試験用のスー過去を読み込むか、「入門民法(全)」を読み込むかだと思います。
民法はかなり勉強不足を露呈してしまいましたので、今回は頑張って対策したいです。基本的には問題演習はしないつもりなのですが、民法のみスー過去を解くのもいいかもしれません。
関連記事:行政書士試験 独学 民法のおすすめテキスト・問題集「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 民法(スー過去)」択一も記述もこれでOK
商法
司法書士試験用の基礎レベルの一問一答程度をやるのもありかなと思っています。しかし、他をしっかりと勉強すれば、会社法は捨てても問題なさそうな感じなので時間が取れなければ捨てるかもしれません。
基礎法学
これは昨年度と一緒で過去問を見る程度にしておきます。出題数も少ないですし、その場で解ける問題も多いイメージなので。
一般知識等
今年も個人情報保護などの条文を読むだけで、後は無対策の予定です。変な問題が出ないのを祈るばかりですね。結構運の要素もあると思います。
今年は去年のようなありえないミスの連発は絶対にしないぞ…。
記述対策
合格革命の記述対策問題集を1冊やる予定です。この本は、記述対策だけでなく、重要条文などの基本知識の確認も出来るのでかなり使える印象がありますね。
記述対策は、結局基本知識を覚えていれば書ける問題ばかりだと思うので、記述対策というより普段の択一用の勉強をしっかりとやれば大丈夫だと思っています。去年の本試験では、民法の不法行為の基本知識が書けなかったのが痛かったですね。
最後に
今のところは、このような計画で勉強をしていくつもりです。予備校の講座をピンポイントで利用するかもしれません。民法などは量も多いので、予備校を利用すると効率が良さそうな気もしています。
とにかく、基本をしっかりと固める勉強をしていくつもりです。
追記:今年(平成30年度)の受験体験記はこちらです。
平成30年度(2018)行政書士試験 受験体験記 去年の178点不合格のリベンジなるか?
計画を立てた後、どんな感じで勉強をしたのかはこちらの記事をどうぞ。
平成30年度行政書士試験の対策 独学の学習期間、学習時間、勉強計画(使用した参考書・問題集なども)
行政書士試験対策におすすめの参考書・問題集・過去問集、勉強法・勉強計画、私の行政書士試験受験体験記(178点不合格体験記、234点合格体験記両方アリ)は、こちらの「行政書士試験対策・受験体験記」で全て公開しています。